
Uber Eats Japan 合同会社
SMBセールス
オンボーディングマネージャー内藤 嵩人
Uber Eats では、各レストランパートナー様の営業データを蓄積しています。それを分析すると、成功している店舗には、売り上げの伸びと相関関係の強い共通のデータがあることが分かります。そこで、それを成功事例として広めていけば、より多くのレストランパートナー様の売り上げ向上にお役立ていただけると考え、新しく「WADACHI フレームワーク」をスタートしました。毎月弊社から各店舗へお送りしているメールでも紹介していきますが、本ブログでもその活用法をお知らせしたいと思います。前編では、 WADACHI フレームワークの概要やデータの見方などをお届けします。

1. 中小レストランパートナー様の売り上げアップをサポートする SMB カスタマーサクセスチーム
Uber Eats には、中小規模のレストランパートナー様の売り上げ向上をサポートする SMB カスタマーサクセスチームがあり、私はそこでマネージャーをさせていただいております。日々の業務の中でさまざまなご質問を頂きますが、特に多いのは「どうやって売り上げを伸ばしたらいいか?」というものです。
そこで、弊社が蓄積している「成功している店舗の営業データ」を利用して、実際に売れている店舗がどのような努力をしているかに着目しました。それを基に、売り上げを伸ばしたい店舗の現状データと比較して改善のヒントを提供すれば、多くの店舗が売り上げアップを図ることができると考え、今回の「WADACHI フレームワーク」を開発しました。
2.「WADACHI フレームワーク」のネーミングについて
ネーミングは日本語の「轍(わだち)」に由来しています。轍とは未舗装の道などにできる車輪の跡のことで、ここから転じて、前方にある道筋や先例といった意味でも使われます。そこで、弊社のプラットフォーム上で成功しているレストランパートナー様の道筋を、多くの店舗にもたどっていただきたいという思いを込めて「WADACHI フレームワーク」と名付けました。
3. 売り上げと相関関係の強いデータをピックアップして推奨基準に
売り上げが好調な店舗には共通するデータがあります。 WADACHI フレームワークではそれを分析して推奨基準を設け、その基準を満たした場合どういう効果が期待できるのかを「見える化」してみました。
例えば、弊社のデータ分析によると、店舗で扱っている商品(メニュー)数が 15 品目以上あると、それ以下の商品数の店舗と比べて 260 円の注文単価上昇が見込めます。つまり、10 品しかないと 1 回の注文で 1,000 円だった単価が、15 品だと 1,260 円にアップするということ。こうした推奨基準を5 項目提示することで、より売れる店舗づくりに必要な目標がひと目で分かるようにすることが WADACHI フレームワークの目的です。 また全ての項目は、店舗側で設定や変更が可能なものを選んでいますから、提案されたヒントを実行につなげやすいことも特長です。 (2023年4月のデータ)

4. レストランパートナー様の目標達成度を5つの指標で診断
下の表は、弊社から個々のレストランパートナー様ごとに作成させていただく「レストラン診察記録カード」です。表中には 5 つの指標があります。
「オンライン率」は既定の営業時間に対してどれだけ注文受け付け状態を維持したか、「商品数」は販売中のメニュー品目の数、「写真掲載率」は商品に対してどれだけ写真を掲載しているかを表しており、これら 3 つが初級となり、売り上げアップへのベーシックな道筋となります。さらに、上級レベルとして「リスティング広告」「プロモーション」の 2 つのマーケティングツールを提示しています。

これらの目標と、各店舗の現在の状況が中央の 2 列に比較表示されるので、右列の「目標達成のためのヒント」を参考に、例えば、「商品を1つ頼むともう1つ無料になる」とか「合計注文金額が**円以上で割引になる」といったプロモーションを、店舗側のパソコンブラウザーから自由に設定できる仕組みになっています。魅力的なクーポンや割引サービスを提供するプロモーションは、売り上げにつながる大切なツールなので効果的に使っていただくことを推奨します。


まとめ
WADACHI フレームワークは、レストランパートナー様ごとのデータを弊社が分析し、毎月診察記録カードを更新。弊社より月次で送付されるメールにて通知・共有を行います。これにより、各店舗は 5 つの推奨基準の目標と現在の状況を比較し、どの項目に対してどんな改善ができるかのアドバイスを確認することができます。これらの診断は、実際に売り上げが伸びている店舗のデータを基にした最新メソッドなので、売り上げ向上への最短ルートへとつながります。